バグフィルター集塵機
ボックス内に複数収納されたフィルターバグにより、空気中に含まれた粉塵を、効率よく捕集し、含塵空気を清浄化する装置です。
フィルターバグは、通常、円筒状に形成されたフェルト又は、布を使用し、材質は、テトロン及び、ナイロン等を、使用状況に合わせ選択使用致します。
バグフィルター集塵機の型式
運転中、フィルター側壁に、粉塵が付着しますが、これをそのまま放置しますと、 フィルターの目づまりが起こり吸引力の低下及び、吸引不能の原因となります。
これを解消するため、フィルターのクリーニングの方式により、下記の2方式を標準化致しております。
(A)パルスジェット式
(B)揺動式
FB-P型集塵機(パルスジェット式)
FB-P型仕様・寸法表
機種\寸法 | 外形寸法(mm) | フィルター | エアー供給量 | |||||
W | L | H | 数量 (本) |
面積 (m²) |
全長 (mm) |
(本×列) | (NI/min) | |
FB-48P | 2000 | 1350 | 2830 | 48 | 48 | 2130 | 8×6 | 155 |
FB-64P | 2000 | 1750 | 2830 | 64 | 64 | 2130 | 8×8 | 185 |
FB-80P | 2000 | 2150 | 2830 | 80 | 80 | 2130 | 8×10 | 220 |
FB-96P | 2000 | 2650 | 2830 | 96 | 96 | 2130 | 8×12 | 250 |
FB-112P | 2000 | 3050 | 2830 | 112 | 112 | 2130 | 8×14 | 270 |
FB-128P | 2000 | 3450 | 2830 | 128 | 128 | 2130 | 8×16 | 310 |
FB-144P | 2000 | 3950 | 2830 | 144 | 144 | 2130 | 8×18 | 345 |
FB-160P | 2000 | 4350 | 2830 | 160 | 160 | 2130 | 8×20 | 390 |
FB-176P | 2000 | 4850 | 2830 | 176 | 176 | 2130 | 8×22 | 425 |
FB-192P | 2000 | 5250 | 2830 | 192 | 192 | 2130 | 8×24 | 465 |
排出装置
バグフィルター下部には、粉塵回収の為ホッパー(架台を含む)が必要となります。
通常ホッパー内に、多量の粉塵を貯蔵することは、適当ではありません。
回収された粉塵を排出するための装置を下記に示します。
ダンパー式
ホッパー下部に、手動又は電動・空圧式等のダンパーを装着致します。
- 粉塵の排出は、送風機の運転を停止し、排出します。 (送風機運転は行えません)
- 粉塵の発生量が少量の場合に適します。
- 小型の集塵機に適します。(特に揺動式に適します)
ロータリーバルブ式
ホッパー下部に、ロータリーバルブを装着。
- 粉塵の排出は、連続して行うことが出来、送風機の運転を停止する必要はありません。
- 比較的小型のパルスジェット式に適します。
スクリューコンベアー式
ホッパー下部に、スクリューコンベアー及びロータリーバルブを装着。
1軸又は、2軸のスクリューコンベアーの排出口に、ロータリーバルブを取付使用します。
FS型集塵機(揺動式・手動)
集塵機仕様
機種\仕様 | 濾布面積 | 数量 | 外形寸法 | ||||
m² | 本 | A | B | C | φD | H | |
FS-101 | 7 | 10 | 800 | 400 | 550 | 125 | 2790 |
FS-201 | 14 | 20 | 800 | 650 | 500 | 150 | 2840 |
FS-301 | 24.5 | 35 | 1100 | 800 | 470 | 200 | 2920 |
FS-501 | 42 | 60 | 1600 | 1050 | 450 | 250 | --- |
FS-751 | 49 | 70 | 1600 | 1300 | 400 | 300 | --- |
送風機仕様
機種\仕様 | 風量 | 静圧 | 回転数 | 使用電動機 |
m²/min | mmAq | r.p.m | 電動機出力×極数 | |
FS-101 | 15 | 200 | 3400 | 0.75kw 2P |
FS-201 | 30 | 200 | 3440 | 0.75kw 2P |
FS-301 | 45 | 200 | 3430 | 2.2kw 2P |
FS-501 | 送風機は付属致しません | |||
FS-751 | 送風機は付属致しません |
FB型集塵機(揺動式・自動)
集塵機仕様
機種\仕様 | 濾布面積 | 濾布数量 | 外形寸法 | 最大処理風量 | ||||
m² | 本 | A | B | C | φD | シェーキングモーター | m²/min | |
FB-49A | 49 | 70 | 1600 | 1300 | 700 | 300 | 04kw 1/10 | 85 |
FB-70A | 70 | 100 | 1800 | 1600 | 700 | 350 | 04kw 1/10 | 126 |
FB-91A | 91 | 130 | 2000 | 1600 | 700 | 380 | 04kw 1/10 | 162 |
FB-100A | 100 | 143 | 2000 | 1800 | 700 | 430 | 04kw 1/10 | 207 |
(A)パルスジェット方式
通常テトロンフェルト製フィルターを使用し、内部にリテーナー及び ベンチュリーノズルを挿入し、固定致します。
フィルター上部中心より、高圧エアー(5~7kgf/cm²・0.5→0.71MPa) を約0.1秒噴射することにより、周囲の空気を数倍誘気し、フィルター内に突入します。
この突入空気により、フィルターを瞬間的に膨張させます。
この時のショック及び、逆洗気流により、粉塵を剥離・脱落させ、クリーニングをします。
通常フイルター8本を1組とし、同時に作動させます。
以上の動作を次々と連続して行いフィルターの濾過抵抗を低く押さえる事により、 安定した連続運転を実施することが出来ます。
(B)揺動式(手動シェ―キング・自動シェ―キング)
比較的小型の集塵機に適し、小型ではファン内蔵式も製作致しております。
フィルター内部に設置された、鋼線を揺動させ、その弾力を利用し、 フィルター側壁にインパクトを与え、付着した粉塵を脱落させ、クリーニングを行う構造となっております。
注)シェーキングは必ず、送風機を完全に停止した状態で実施して下さい。